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消費者センターへの苦情のトップは屋根工事に関するものだとリフォーム雑誌に出ていました。悪質な工事業者はどうしたら見分けることができますか。
国民生活センターでは、リフォームに関する相談は毎年増加傾向にあり、その中でも特に悪質な訪問販売のケースが目立つと言っております。また、毎年苦情の第一位が屋根に関するもので、第二位は外壁です。

調査によると、契約書通りに工事が実行されない、料金が異常に高い、勧誘の仕方が強引など、いわゆる悪質商法の事例が報告されています。リフォーム工事は、建築確認申請など行政のチェックを必要としないこと、建築士など国家資格を必要としないために、誰でも自由に参入できること等から、悪質な業者が、訪問販売等の方法で、90年代以降数多く工事業界を踏み荒らしたため、こうしたトラブルが増えたものと考えられます。

このデータは、「訪問販売」による苦情のデータですので、トラブル件数も自然に多くなっています。センターの話では、最近は手口がますます悪質になり、件数も増えているとのことですので、注意して下さい。悪質業者は、最初は丁寧な口調で親切を装う、勧誘が強引で家に上がりこんだら帰らない、契約を急がせる、価格の割引を必ず言う、説明にウソが多い、訪問販売といった特徴を持っていますので、どれか一つでも引っかかる場合は、断固として拒絶する勇気をもちましょう。

また業者が帰らなかったり脅し文句を言ったりしてきたら、すぐに国民生活センターの消費者ホットライン(電話:188)やお近くの消費者相談センター[■HP]にご相談下さい。