新築の工事中に、屋根工事の作業員が足場から転落して大ケガをしたという電話が入りました。施主として、どのような責任をとらなければならないでしょう。 | |
危険を伴う建築工事には、こうした事故は、残念ながらつきものです。このため、工事施工業者は、傷害保険等工事に伴う事故を補償するための保険に加入しています。公共建築物の工事の場合は、保険加入が義務づけられています。施主が工事中にケガをした作業員の治療費など保証する必要はありません。 屋根工事の場合、一般社団法人全日本瓦工事業連盟[■HP]の加盟店の多くは、「第三者賠償制度」に加入していますので、施主の方が責任を追求されたり、補償を要求されたりすることはありません。ただ、今後の工事を安全にスムーズに進めていただくためには、お見舞い品を送る程度のお心遣いはしたほうがよろしいでしょう。 |