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三州瓦
先月、三州瓦で屋根を葺き替えた近所の奥さんが「三州瓦は体に害がなくていいそうよ」と話されていました。それは一体どういうことなのでしょうか。
一部のスレート系屋根材の中には、発ガン性があるといわれるアスベスト(石綿)が含まれているものもあります。アスベストは、戦後の一時期、建材や断熱材に大量に使われたこともあり、髪の毛の1000分の1という細かい繊維が肺に吸収されると、ガンやその他の重大な肺疾患の原因になることが分かってきました。しかも、その発症は、30〜40年後にならないと分からないというのですから、大変危険な代物です。

しかし、粘土という自然素材を使用している三州瓦にはアスベストは 全く含まれていません。釉薬瓦では無鉛釉薬を利用しており、しかもリサイクルできるため、環境にやさしく、健康にいい屋根材として、最近とくに高い再評価がされています。