|
屋根工事は、屋根の形状や瓦の種類また地方によって違いますので、ごく一般的な事例を紹介しましょう。瓦をのせる下地材の工事までは、建築業者の仕事になります。
- 下地材の施工
- 瓦と副資材の現場搬入
- 下葺き、瓦桟木打ち
下葺きは、耐水用の合板やアスファルト・ルーフィングなどの施工。瓦桟木打ちは、瓦を引掛けるための桟木を下地材に固定する作業。
- 瓦揚げ
瓦揚機で、瓦を屋根の上にあげる作業。
- 地葺き(平葺き)
屋根の大部分を占める平部や軒部、袖部、棟部、谷部、壁際部などに、次々に瓦を葺いていきます。瓦工事の半分は、この地葺き作業にあてられます。ちなみに、桟瓦の屋根の葺き方には、右側から前の瓦の下に差し込んでいく「差し葺き」と、左側から前の瓦にかぶせていく「かぶせ葺き」の2種類があります。
- 棟積み
屋根の頂上部にあたる部分の施工です。おなじみの鬼瓦は、この時に取り付けられます。
- 掃除点検・作業終了
ふつうの民家での瓦工事は、約10日〜2週間程度(休日を除く)の工事期間を要します。
|